玄関灯がつかない、点滅する、付けても暗いなどのトラブルに困っていませんか?トラブルだけでなく、見た目が古くなった玄関灯は家の外観も損ねてしまうため、交換したいなと考える人も多いのではないでしょうか。
この記事では玄関灯の交換目安やDIYでの交換方法、業者の選び方、相場をまとめました。「玄関灯の交換は自分でできるのかな」「どの業者を選べばいいんだろう」「費用はどれくらいかかるのかな」そんな疑問を解消しましょう。
玄関灯が灯されていると、家の防犯効果も期待できます。玄関灯を新しいものに取り換えて、玄関先を明るく照らしましょう。
玄関灯の交換は自分でできる?交換時期の目安と注意点

古くなった玄関灯は電球の交換だけなら、自分でもできます。配線工事を伴う作業は、電気工事士の資格が必要となり、無資格者はDIYすることはできません。自分で玄関灯を交換する方法や危険性、交換の目安などを確認してみましょう。
玄関灯の交換には電球交換と器具交換がある
玄関灯の交換は大きく分けて、電球交換と器具交換の2種類あります。電球交換は、元の電球を新しいものに取り換える比較的簡単な作業。器具交換は配線工事を伴う可能性があり、その際は電気工事士の資格が必要になります。
玄関灯の交換は自分でできる?危険性を知ろう
玄関灯は電球交換であれば、DIYで交換が可能です。玄関灯の場所が高所であったり、器具が老朽化していたりする場合には安全面で注意が必要です。玄関灯ごとに電球のワット数が異なるため、交換したい電球のワット数を確認しましょう。
電球の口金のサイズも確認して新しい電球を準備します。ワット数や口金のサイズは、口金あたりやガラス部分に記載があります。E26、E17、E12などが口金のサイズです。確認や交換はブレーカーを落とし、電球が冷えてから行います。
必要な道具は脚立、スパナ、ドライバー、ペンチ、新しい電球など。ホームセンターでほぼ揃います。器具交換は電気工事士の資格が必要です。感電や火災のリスクが伴うため、無資格で作業を行うことはやめましょう。
玄関灯の交換時期の目安とサイン
玄関灯が点滅するようになったり、明るさが低下して暗いように感じたりするようになったらそろそろ玄関灯の交換のサインです。異音が聞こえたり、玄関灯のカバーが著しく劣化したりといった場合も交換を検討しましょう。
玄関灯の異変の原因は、蛍光灯ランプや点灯管、センサーなどの故障や玄関灯の中に水が入ったこと、配線の異常などが考えられます。気になる点は放置せず、早めの点検と交換を行うようにしたいですね。
玄関灯・門灯には防犯効果も
玄関灯や門灯には、暗闇を照らし、犯罪を抑制する効果もあります。センサー付きのものであれば、通行人がいれば点灯するため、侵入者は暗いままの家よりも近づきにくくなります。
故障した玄関灯をそのままにせず早めに交換することは、防犯効果を高め、家や家族を守ることにもつながりますね。
玄関灯の交換はどこに頼む?依頼先の種類と特徴

玄関灯の交換をしたいと思ったときはどこに依頼するとよいのでしょうか。依頼先にはいくつか候補があります。それぞれの特徴を知り、希望に合う依頼先を選びましょう。
電気工事店・家電量販店
電気工事店は、電球を交換するだけでなく、照明器具や電気系統の故障にも対応してくれます。料金は、作業料金に出張費などがプラスされることがあります。事前に料金を確認しておきたいですね。
家電量販店は、電球を購入すると交換まで対応してくれることがあります。依頼できるか確認してみましょう。
リフォーム業者・工務店
玄関全体のリフォームの一環として、玄関灯も交換してもらえます。玄関灯単体での対応が可能かは確認が必要ですが、外構との調和を考慮した提案を期待できます。家を建てた時の工務店に相談してみると、対応してもらえる可能性があるため、確認してみましょう。
ホームセンター
ホームセンターには玄関灯のコーナーが設けられている場合が多く、実物を見たりスタッフに相談しながら検討できます。取り付けサービスを実施している店舗もあります。セールやキャンペーン時にお得に購入できることも。
便利屋
便利屋は生活の困りごとのひとつとして、電球交換にも駆けつけ対応してくれます。地域密着型の業者が多いため、気軽に相談しやすいでしょう。費用は比較的安価な場合がありますが、業者によって金額に差があるので注意が必要です。
電気工事士の資格を持っているかも確認したい点です。他の困りごとがあれば、合わせて依頼できるメリットもありますよ。
マッチングサイト
業者探しは、『くらしのマーケット』や『ミツモア』などのマッチングサイトを利用して探すこともできます。実際に作業する人の顔を確認できたり、口コミや評価を確認し、候補を比較しながら探せます。
玄関灯交換の費用相場と見積もりの注意点

玄関灯を交換する際の費用相場や業者に見積もりを依頼する際の注意点を確認しましょう。
DIYの場合の費用
自分で玄関灯の交換をする際、費用は電球と簡単な工具の購入費です。LED電球の相場は1,000~5,000円程度です。センサー付きなど機能によっても金額に差があります。家に工具があれば購入の必要はありません。
業者に依頼した場合の費用相場
業者に玄関灯の交換を依頼する場合、電球交換のみの料金の相場は約5,000~6,000円程度です。また、器具交換の場合は、約1万~3万円程度が相場です。電球代や器具代がこれに追加となるケースが多いようです。
本体代を含んだパックでの料金を提示している業者もあるので、よく確認しましょう。取り付け場所が高所など特殊な場合は別途追加料金が発生する可能性もあります。
費用の内訳を確認する
先程の通り、業者が提示している金額だけでは比較ができません。本体価格、工事費、出張費、高所作業費、処分費用などの料金の内訳や追加料金がかかる可能性を確認する必要があります。
本体価格は、玄関灯の機能や種類によって変動します。自分で事前に購入し、工事までに準備しておく必要があることも。高所での交換作業には足場などが必要になるため、電話での問い合わせの時点で業者に伝えておくとよいでしょう。
古い器具は回収してくれるのか、処分費用は別途かかるのかも併せて確認しましょう。
見積もりを取る際の注意点
見積もりを取る際は費用の内訳を業者に確認し、すべて見積もりに盛り込み、明記してもらうよう依頼しましょう。追加料金の有無も必ず確認したいですね。費用の内訳がわかっていると、比較検討もしやすく安心です。
複数社から見積もりを取って比較検討し、金額が妥当か、信頼できる業者かなどを考慮して依頼先を決めましょう。
失敗しない!玄関灯交換業者の選び方と依頼時のポイント

玄関灯の交換を依頼する業者は、資格保有や実績、口コミなどをチェックして選ぶのがおすすめです。依頼する際に押さえておきたいポイントも確認してみましょう。
電気工事士の資格を保有しているか確認する
玄関灯の器具交換には電気工事士の資格が必要です。電球交換のみを依頼する場合でも、予想外の作業が必要になった際に対応可能なほうが安心できます。作業は電気工事士の資格を持つスタッフが行ってくれるのかを、業者に確認しましょう。
実績や施工経験が豊富か確認する
業者の実績や経験の豊富さは、依頼する際の安心感につながります。ホームページの施工事例などをチェックしてみましょう。工事前と後の写真が掲載されていれば、仕上がりの質なども確認できます。
口コミや評判の評価を確認する
業者の口コミや評判を知るには、グーグルマップやSNSなどをチェックするのがおすすめです。良い口コミだけでなく、悪い口コミも有益です。書き込んでいる人のモラルは見極めが必要ですが、リアルな意見として参考になりますよ。
業者が書き込みに対して回答している場合には、その対応内容にも注目すると信頼できる業者かの判断材料になります。
料金体系が明確か確認する
見積もりが明確で、分かりやすいかも重要なポイントです。追加料金が発生する可能性や、キャンセル時の規定も明確かを確認しましょう。
対応のスピードや丁寧さを確認する
問い合わせをしたときの返信の早さやその内容、現地調査などで説明が丁寧で分かりやすいかなどでも業者の良し悪しを判断することができます。誠実な対応をしてくれる業者を選びましょう。
アフターサービスの有無を確認する
交換後、アフターフォローがあるかの確認もしておきましょう。保証期間や、トラブルが起きた際の対応方法など事前に把握しておくと安心です。相談窓口となる連絡先も確認し、控えておきたいですね。
地域密着型と全国展開型のどちらかを選ぶ
業者が地域密着型であれば、日程調整など融通が利きやすい場合があります。全国展開している業者であれば、技術の質やアフターフォローなどが充実していることも。一概には言えませんが、業者の規模も判断材料のひとつになり得ます。
玄関灯交換の作業の流れを把握する
玄関灯の交換は、まず、業者に問い合わせをし、見積もりを依頼します。次に現地調査をした上で、見積もりに納得できれば契約へと進みます。その後、工事を実施し、お支払いに進むのが一般的な流れです。
不明点は事前に質問し、納得した状態で契約してください。安心して工事当日を迎えられるようにしたいですね。
最新の玄関灯に備わる機能を比較・検討する
玄関灯には機能やデザインに様々な種類があります。どんな玄関灯が理想でしょうか。人が近づくと光る人感センサーや暗くなると点灯する明暗センサー、タイマーや防水の機能がプラスされたものもあります。
デザインは、本体単体だけでなく外構との調和を考えて選ぶのがおすすめです。手入れのしやすさなどもチェックしてみましょう。照明の会社のホームページやSNS、ホームセンターなどでも最新の玄関灯を見ることができますよ。
玄関灯交換のよくある質問

玄関灯の交換に関するよくある質問をまとめました。
交換後の古い玄関灯は処分してくれる?
交換後の玄関灯を処分してくれるかどうかは、業者によります。事前に確認しておきましょう。もし自分で処分する場合は、お住まいの自治体のルールに応じて粗大ごみや不燃ごみとして出します。
LEDに交換するメリットは?
LED照明に取り替えると、照明の寿命が長くなり、交換の回数を減らせます。また、省エネ効果も期待できます。これまでの電球よりも購入費用は高くなる傾向がありますが、トータルで考えるとコスト削減につながります。
雨の日でも交換できる?
雨の日は、電気関係の屋外での作業は避けましょう。交換にかかる時間は長くても2時間程度です。雨の日に無理に行おうとせず、天候が安定した日に交換するのが安全です。
自分で交換中にトラブルが起きたらどうする?
知識や経験がない中で交換作業をすると、故障している部分を増やしてしまったり、正しい設置方法がわからなくなったりといったトラブルが起きる可能性も。配線のトラブルに関しては、電気工事士しか取り扱えず、個人では対応できません。
最初から業者に頼むか、作業途中であっても、トラブル時には速やかにプロに相談しましょう。感電など重大な事故を防ぐために大切なことです。
玄関灯の交換は信頼できる業者に依頼しよう
玄関灯を交換することは、日々の暮らしの安全と快適さを守ることにつながります。電球の交換であればDIYも可能ですが、器具本体の交換は電気工事士の資格が必要な専門性の高い作業となります。
無理に自分で作業すると、感電や火災などの危険が伴うため、経験豊富なプロに任せましょう。どこに頼むべきか迷った際は、電気工事店、家電量販店、リフォーム業者、そして便利屋などが選択肢となります。
それぞれの特徴を理解し、費用相場も参考にしながら、ご自身の状況に合った業者を選ぶことが重要です。明るく安心な玄関で、快適な毎日を過ごしてくださいね。