不用品回収の料金相場はどのくらい?賢く利用するポイントを解説!

がらくた

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引越しや大掃除、部屋の模様替えの際に出る不用品。処分したいけれど、「どこに依頼すればいいのか」「どれくらい費用がかかるのか」など悩みますよね。不用品といっても家具や家電など、大きさも実にさまざまです。

そこでこの記事では、不用品回収の料金相場や依頼先、費用を抑えるためのコツを解説します。ぜひ読み進めて、賢く利用して1日も早く家の中をスッキリさせましょう。

不用品回収の料金相場

男性作業員

不用品回収の料金相場は、依頼内容や回収方法によるため一律ではありません。基本的にかかる料金の仕組みや不用品回収の種類、注意点を見ていきましょう。

知っておきたい!不用品回収料金の仕組み

不用品回収の料金相場は、基本的に回収する品目や依頼内容によって「人件費」「処分費」「車両費」が変わる仕組みです。この3つの費用について、それぞれ説明していきます。

人件費

不用品の搬出や運搬など、回収作業を行うスタッフに支払われるのが人件費です。作業規模や難易度によって、スタッフの人数や時間が増えるほど料金が高くなります。

一般的な相場一人あたり3,000〜5,000円/時間
料金が割増になるケース・エレベーターがなく階段で何往復も搬出する場合・ピアノなど高度な運搬技術が必要な不用品を回収する場合・不用品が大量にあり仕分け作業が発生する場合

上記は一例ですが、不用品運搬に手間がかかるほど料金が上がることが一般的です。

車両費

不用品回収の運搬には車両が欠かせません。車両費は、回収する品目や規模に合わせた車の手配や、ガソリン代にかかる費用です。例えば、不用品が少量であれば軽トラック、大量なら2tトラックというように、手配する車の規模によって料金が変わります。

一般的な相場・軽トラック:3,000円〜・1トントラック:6,000円〜・2トントラック:8,000円〜
料金が割増になるケース・長時間の作業になる場合・深夜や早朝の時間帯の作業になる場合

処分費

処分費は、不用品を回収したあとの廃棄にかかるものです。不用品は回収して終わりではなく、廃棄処分まで対応しなければなりません。品目によって「燃えるごみ」「不燃ごみ」「リサイクルごみ」などに分類され、それぞれの処分方法で費用が異なります。

不用品回収の種類と注意点

不用品回収のサービスには、単品回収やパックプランがありそれぞれ料金体型が異なります。さらに追加料金が発生するケースもあるため、注意しましょう。

単品回収

例えばタンスだけ、冷蔵庫や洗濯機など少量の家電処分を依頼したい場合には、単品回収が適しています。なお、「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・衣類乾燥機」の家電4品目にはリサイクル料金がかかるので、覚えておきましょう。

大まかな料金相場は、以下の表を参考にしてください。

<単品回収の場合の品目料金相場>

品目料金相場
家具類タンス3,000円〜
食器棚3,000円〜
シングルベッド5,000円〜
ソファ5,000円〜
家電類冷蔵庫6,000円〜
洗濯機5,000円〜
テレビ2,000円〜
エアコン8,000円〜

それぞれの品目は、大きさや機種により料金が変動します。見積もり依頼の際にいくらかかるかを、きちんと確認しておきましょう。

パックプラン

パックプランとは、「パック料金」「積み放題」など業者によって呼び方が変わりますが、要は「トラックに積められるだけ積みこむ」サービスです。不用品の量で使用するトラックの大きさが変わるもので、料金相場は以下になります。

<トラックサイズによる料金相場>

トラックサイズ料金相場想定サイズ注意点
軽トラック15,000円〜・一人暮らし・ワンルーム〜1K程度・最大積載重量:350kg・制限積載量:サイズ:高さ22m/幅1.48m/奥行3.8m
1.5トントラック35,000円〜・一人暮らし・二人暮らしで荷物が少なめ・1LDK・軽トラックでは積みきれないが、2トントラックだと余る場合に適している・取り扱いが少ない
2トントラック50,000円〜・二人暮らしで荷物が多め・三人家族・1LDK〜2LDK・最大積載量:3トン未満・箱型か平型かによって積載量が変動・種類が多い  1,ショートタイプ:全長4.7m/全幅1.7m程度  2,ロングタイプ:全長6.0m/全幅1.9m程度  3,ワイドロングタイプ:全長6.0m/全幅2.1m程度

このように、廃棄する品目の内容や量によっては、パックプランの方が単品回収よりお得かもしれませんね。

追加料金

不用品を回収する際に、オプションで追加料金がかかるケースもあります。例えば、作業時間帯や分別、搬出作業などです。

<オプションの追加料金相場>

内容料金備考
階段での搬出1階ごとに1.000円・エレベーターがない場合・2階以上の戸建て
養生作業2.000円〜・不用品運搬時に壁を傷つけないようにする目的がある
取外し作業1.000円〜・取外しが困難なエアコンなど
吊りおろし作業10.000円〜・搬出通路が狭くて運べない場合などでクレーンを使う(2階以上)
作業人員の追加1人あたり6.000円・品目が多く人手が足りない場合に発生
深夜・早朝作業5.000円・時間確保ができずやむを得ない場合

上記のほか、業者によっては休日作業の場合に追加料金が発生するケースも。また、不用品の分別や荷造り作業(料金相場:5.000円〜)も依頼できます。必要に応じてオプションをうまく使いましょう。

不用品回収のおもな依頼先

スマホを操作する人

不用品回収を依頼する先は、不用品回収業者だけではありません。自治体の粗大ごみ回収やリサイクルショップ、買取業者など選択肢はさまざまです。この章では、依頼先ごとの特徴、メリットやデメリット、料金相場を解説します。

不用品回収業者

不用品回収業者を利用すると、大量の重い不用品をスムーズに処分できます。料金はかかりますが、自治体の回収場所まで重いものを運ぶ必要がないのは、体力的にも助かりますよね。

<不用品回収業者を利用するメリットとデメリット>

メリット・処分量に応じたプランでまとめて処分してくれる・大量の不用品を搬出から廃棄まで短時間で対応してくれる・リサイクル家電など自治体で処分できない品目も回収できる・再利用可能な品目の買取りやリサイクルを対応してくれる
デメリット・自治体の粗大ごみ回収よりも費用がかかる・オプションにより追加料金が発生する・法律で取り扱いが制限されている医療廃棄物などは回収できないことがある・悪質な業者にあたりトラブルになることがある

このほか、業者によりサービスの質にばらつきがあるため、依頼先を選ぶ時には注意しましょう。

自治体の粗大ごみ回収

自治体の粗大ごみ回収は、手軽に安く不用品を処分できます。しかし、回収日までに時間がかかったり、自分で処分品を運ぶ手間があったりするのがネックです。

<自治体の粗大ごみ回収サービスを利用するメリットとデメリット>

メリット・処分費用が不用品業者に依頼するより安い・自治体ホームページや窓口から比較的簡単に申請できる・自治体運営のため法外な請求がなく安心・地域のルールに基づいて処分するため不法廃棄の心配が少ない・再利用可能な品目の買取りやリサイクルを対応してくれる
デメリット・回収までに時間がかかるため急いで処分したい時は不向き・指定場所まで自分で運搬する必要がある・平日のみ回収しているところがほとんど・回収品目に制限がありすべて回収できないことがある

なお、自治体回収料金相場は、1点あたり500〜2,000円程度です。ここでは、東京都大田区と品川区の回収手数料を比較してみました。

<大田区と品川区の粗大ごみ回収手数料比較>

品目の一例大田区品川区
掃除機300円400円(持込:200円)
ビデオデッキ300円400円(持込:200円)
シングルベッド1,300円1,200円(持込:600円)
パイプベッド1,300円700円(持込:400円)
ソファ(一人用)900円700円(持込:400円)
ソファ(二人用)1,300円1,700円(持込:900円)

同じ東京都でも、区によってこのような違いがあります。お住まいの自治体により回収品目や料金が異なるので、ホームページやしおりなどで確認しておきましょう。

リサイクルショップ・買取業者

リサイクルショップや買取業者に依頼すると、不用品の買取りだけでなく回収も行ってくれることもあり、環境に優しく経済的です。自宅まで引き取りに来てくれるサービスもあり便利ですが、すべての不用品を引き取ってくれるとは限りません。

<リサイクルショップや買取業者を利用するメリットとデメリット>

メリット・ブランド品や家電、家具などは現金化できる可能性が高い・出張買取りを利用すれば運搬の手間が省ける・再利用・リユースが可能なものはリサイクルするので環境に優しい・専門家が査定するので適正な価格で買い取ってくれる
デメリット・買取り対象にならないものは引き取ってくれないことがある・期待した金額より低い査定額になることがある・出張買取りービスがない場合は店舗への持ち込みが必要になる・市場の相場や品物の状態により査定に時間がかかることがある・悪質業者によって不当に安く買い叩かれる可能性がある

リサイクルショップや買取業者も、不用品回収業者と同様にサービスの質にばらつきがあります。悪質な業者にあたらないように、下調べをしておきましょう。

引越し業者

引越しを依頼する際に、まとめて不用品回収を依頼できることがあります。引越しと同時に不用品回収をしてくれると、一度に片付くので効率的で便利ですよね。しかし、回収する品目が限られていたり、対応できないことがあったりするので注意したいところです。

<引越し業者を利用するメリットとデメリット>

メリット・引越しと同時に対応してくれるので手間が省ける・大型の品目運搬に慣れているので安心できる・引越しと一緒に見積もってくれるので検討しやすい・業者によっては買い取ってくれるところがある
デメリット・引越しサービスに不用品回収をプラスすると費用が高くなる可能性がある・回収できる品目が限られている場合がある・不用品回収を対応していない業者もある・回収できても買取りサービスがないところがある

引越し業者に不用品回収を依頼する時は、料金や対応できる品目を事前に確認しましょう。また、信頼できる業者を選ぶことも大事です。

不用品回収を賢く利用するコツ

引っ越し現場

不用品を賢く処分するには、ちょっとした工夫が必要です。ただ依頼するだけでなく、以下の2点を明確にしておきましょう。

・どこに依頼するのか

・依頼タイミングは適切か

・自分に適した処分方法か

これから紹介する方法を実践すれば、費用を抑えて不用品を処分することが可能です。無駄なく、かつ賢く不用品を処分するためのヒントをチェックしましょう。

3社以上相見積もりをとる

業者に不用品回収を依頼する際には、できるだけ3社以上相見積もりをとりましょう。1社のみの見積もりだと、適正価格がわからないばかりか、思った以上に高くかかってしまったということになりかねません。

複数の業者に見積もりを依頼することで、自分に適した料金やプランがわかります。また、見積もりの内容はしっかり確認し、どういった場合にオプション料金が発生するのかも把握しておきましょう。

実績や保有資格などを確認する

依頼を検討している会社の実績や保有資格などの確認は、大事なポイントです。悪質な業者にあたらないためにもしっかりした実績があるか、会社が存在しているかなどを必ずチェックするのを忘れずに。

<確認ポイント>

・実績がある・一般廃棄物処理業許可を持っている・古物商の資格を持っている・ホームページやGoogleマップなど会社の登記や所在が明確

なかには、無料回収や安さをうたっているチラシやDMを見かけることがあります。料金がかからないし安いからといって、安易に依頼するのは危険です。うっかり依頼して法外な料金を取られてしまった、ということになりかねません。

口コミや評価などを確認する

実績だけでなく、利用者の口コミや評価もあわせて確認しておきましょう。口コミや評価は人により基準が異なるものの、業者の雰囲気がある程度参考になります。気持ちよく利用するためにも、目を通しておくと安心でしょう。

引越しなど繁忙期シーズンを避ける

繁忙期シーズンに不用品回収を依頼するのは避けましょう。新学期は引越しなどで、繁忙期にあたり、どこも料金が高くなります。そのような時に依頼するのは得策ではありませんよね。

できるだけ費用を抑えたいのなら、繁忙期でない時期に利用するのがベストです。

対象物をきれいにして分別する

不用品が多くある場合は、対象物をきれいにして分別しておきましょう。買取りが可能な不用品であれば、きれいにするだけで査定額が上がる見込みがあります。また、あらかじめ分別しておくと、分別にかかるオプション料金がかかりません。

フリマアプリやオークションを利用する

フリマアプリやオークションを利用するのもひとつの方法です。自分で売りたい料金で出品できますが、全て片付くまで時間がかかるのがデメリット。ただし、売れると利益につながります。

処分を急がない、かつ商品登録や発送作業をいとわないなら、やってみる価値はあるでしょう。

まとめ

不用品回収の料金相場や、賢く利用するポイントをお伝えしました。不用品は回収方法や依頼内容によって料金体系が異なります。

料金の仕組みや注意点を理解することはもちろん、コストを抑えるために複数の見積もりや実績・口コミなどの確認をすることも大事です。それだけではなく、自分でできることは対応して、賢く不用品を処分していきましょう。

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